こんにちは。本澤です。
10月も終盤に差し掛かり、冬みたいな寒さが襲って来てますが、みなさんいかがお過ごしですか？
久々の投稿になっちゃいましたが、これからは社内メンバーで定期的にUPしていきたいと思っているので、よろしくお願いします。
今回は僕自身の空間についての偏見についてお話ししてみたいと思います。
みなさんはお店に入った瞬間、何を持ってその空間の雰囲気を感じていますか？
音楽が聞こえた時、料理の良い香りに気づいた瞬間、ふわふわの絨毯を歩いた感触
それは人それぞれで、どれも共感できます。
日々空間を作ることを生業とさせていただいているので、常にそんなことを考えていますが、インテリアデザインというのはそれこそすごく幅が広く、どんな瞬間も作り出すことができるし、結局のところ空間作りというのは五感にどう訴えるか、ということじゃないかなと個人的に思っています（あくまで僕の考え方ですが）
五感＝「視覚」「聴覚」「嗅覚」「触覚」「味覚」
無音の空間はなんとなく味気ないし、良い香りがするとなんの香りか考えちゃうし、計画された照明は空間を彩ります。
突き詰めるところ、空間が変わる瞬間というのは、部屋や建物に入るときではなく、感覚に変化があった瞬間じゃないかな、って思っています。
それこそワンルームの空間で壁がない状態でも、香りが変われば違うエリアにきたと感じるし、音の聞こえ方が変わるだけでも空間が変わることを感じるはずです。
そんなことを日々考えているので、その辺が当店は結構実験的で、店に入る前から音響や香りを感じるように仕掛けているし、照明の色や用途に合わせて香りを調整してみたりしています。
そんな風に空間を見始めると、今まで見ていた場所も違う風に見えたりするので、是非気にしてみてください。案外楽しいですよ！
当店にいらっしゃる際は、是非そんな実験の参加者になっていただき、五感で感じていただけると嬉しいです。
