都会の中で、ふと自然を感じながら一息つける場所
恵比寿駅から徒歩5分の立地にBARをデザイン・施工しました。
多様な人々が行き交う東京という都市において、お酒の場は単なる飲食の時間ではなく、自然な交流が生まれる場所でもあります。年齢やバックグラウンドの異なる人々が緩やかにつながることを意識し、空間のゾーニングを計画しました。
エントランスからは既存のコンクリート床をそのまま活かし、内外の境界を曖昧に。そこから連続するように、まるで地面から立ち上がるかのようなコンクリートテーブルを配置しています。このテーブルを空間の軸とし、自然と人の動きが生まれる回遊性のあるレイアウトを構成しました。
一方で、空間の奥には光量を抑えたベンチ席を設け、ひっそりとお酒を嗜むことができる居場所を用意しています。ワンルームでありながら、立ち飲み、対話、静かな時間と、シーンごとに異なる過ごし方が選択できる構成です。
デザインのベースには「自然の中でお酒を飲む感覚」を重ねています。有機的な素材感や、あえて強いコントラストをつくらず、緩やかに奥へと続く曲線的な造作によって、空間全体に柔らかな流れを生み出しました。
恵比寿という洗練された街にありながら、過度に構えず、肩の力を抜いて自由に夜を過ごせる場所。厳かなBARとは対極にある、軽やかで心地よい時間が流れる場所です。
Complete 2026年1月
Location Ebisu Shibuya-ku
Area 53㎡/15.9t












