無機質な空間に宿る上質
町田駅からほど近い雑居ビルの上階に、ヘアサロンを計画しました。
エレベーターを降りると、ビルの外観からは想像できない空間が広がります。街の風景や建物の佇まいとは切り離された、訪れることで初めてその存在を知るような場所です。
今回の設計では、空間における「余白」と、素材そのものが持つ上質さを大切にしました。
スケルトンの持つラフで無骨な表情をあえて残しながら、その中にヘアサロンという業態を象徴するシーンを、細部の設計やマテリアルの選定によって散りばめています。
すべてを整え、均質な美しさをつくるのではなく、荒さの中に丁寧さを、無機質な空間の中にアート性を。異なる要素を共存させることで、空間に奥行きを出しました。
余白があるからこそ、素材の質感やディテールが際立つ。装飾を重ねるのではなく、ひとつひとつの要素を丁寧に選び、配置することで、空間全体の質を高めています。
ビルの一角にありながら、日常の延長線上にはない特別な場所。
上品さとラフさ、繊細さと無骨さ。その間に生まれるバランスを探りながら、訪れた人がここで過ごす時間そのものに、特別感を感じられるヘアサロンを目指しました。
Complete 2026年4月
Location Machida-shi, Tokyo.
Area 152㎡/46t








































